伝統的な製材技術(品質管理規定)
東濃桧製品の製造基準を定めた「東濃桧品質管理規定」により、粗挽き→人工乾燥→仕上げ挽き、という二度挽きの行程を取り入れた 伝統的な製材技術を継承しています。
粗挽きでは 狂いを小さくするために、できるだけ樹芯が製品の中心に来るように挽きます。 仕上げ引きでは高精度の鋸を使い面取り加工と材面のブラッシングにより 艶のある美しい柱や鴨居・敷居等を生産しています。
狂いを抑える人工乾燥技術
粗挽き後の製品は、狂いの少ない高品質な製品に仕上げるために 必ず人工乾燥しています。 人工乾燥には、除湿乾燥をはじめ蒸気乾燥や赤外線乾燥施設の導入により、仕上がり含水率15~20%を目標にしています。
「東濃桧品質管理規定」の第7条 製造基準の中に人工乾燥の必要性を規定しており、含水率の表示を義務付けています
東濃桧製品認定マーク「Gマーク」貼付
東濃桧認定工場で生産された製材品には、「東濃桧」の印字や「Gマーク」を貼付しています。
(有)釜戸ソーミル (株)梅田製材所
(有)嶋田屋製材所 交告製材(株)
東濃桧のJAS製材品の生産
当センターは、JAS認証を取得している会員工場も多数あり、JAS格付けによる「JASラベル」に等級・寸法・含水率・製造業者名等を表示し、その性能と品質を明示しています。
「機械等級区分構造用製材」においては、強度を「グレーディングマシーン」という機械で測定し、明示しております。
(株)丸七ヒダ川ウッド グレーディングマシーンで
一本ずつ強度を測定 |
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東濃桧の機械等級区分構造用JAS製材
(有)倉地製材所 東白川製材(協)
MFP合同会社 東濃ひのき製品流通(協)
岐阜県産材桧の需要拡大を目指し、
「岐阜県産ヒノキ横架材 デジタルスパン表」を研究・開発
岐阜県産桧材を梁材(横架材)としても多く使用して頂くために、岐阜県立森林文化アカデミーに監修して頂き、横架材の断面算定が簡易でできるデジタルスパン表を研究・開発いたしました。構造計算にご活用ください。
冊子「技術解説編」はデジタルスパン表の解説や
使い方の説明書となっています。
デジタルスパン表はエクセルデータ形式で、入力セルに
数値や条件を入力して使用します。
冊子とエクセルデータについてのお問い合わせは、
岐阜県木材協同組合連合会へ
代表メール:info@gifu-mokuzai.jp
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